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今日のフレーズ:poise to [Today's phrase]

poise to

2020年12月16日のThe Asahi Shimbunの記事より。(http://www.asahi.com/ajw/articles/14024780

‘Demon Slayer’ poised to topple ‘Spirited Away’ as box office king

タイトルに出てくる表現です。

~する構えだ、~する用意ができている、~する態勢にある


poiseの名詞としての意味は、平衡(状態)、バランス、振る舞い、態度、物腰、落ち着き、冷静、など。

poiseの動詞としての意味は、~を平衡状態にしておく、~のバランスを取る、~の準備[用意]をする、~しようと身構える、など。

と、ここまで書いていて気付いた。

あ、ポーズか。

体操やダンスなどで、ボーズをとる。あるいは、「~な風を装う」的な意味で~なポーズをとるとも使いますね。日本語になっている。

でも、ここで使われているpoiseの意味は日本語で使われている意味とは少し違うようです。

poise to toppleなので、打倒の構えだ、倒す準備が整った、といった意味でしょうか。

ちなみに、‘Demon Slayer’ ‘Spirited Away’ は、それぞれ『鬼滅の刃』『千と千尋の神隠し』の英語版タイトルです。

私が学生時代、短期語学留学でアメリカに行ったとき、世界中から集まったクラスメートとの共通の話題を必死で探したとき、ハリウッド映画のタイトルの原題がわからなくて困った記憶があります。最近は、そのままカタカナにしているタイトルも多いけど、英語のタイトルの直訳とは全くかけ離れた邦題になっている映画って結構沢山あって、知識として知らないと、会話の中に出てきてもちんぷんかんぷんです。

Demon Slayerは、悪魔を殺す者(物)?比較的直訳に近いですね。sprit awayは、(人)を[神隠しに遭わせる]、(人)を[魔法のように]連れ去る、~をこつぜんと消滅させる、といった意味なので、『神隠し』であることを端的に表しています。『千と千尋』ってそのまま「Sen and Chihiro」って書いても日本人の女の子の名前であることは海外の人には分からないですし、簡潔な表現の方が英語らしいので、とても良い英語タイトルだと思います。こういうの考える人ってやっぱりすごい。


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